キャビア
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チョウザメとは?
チョウザメは19世紀までは、カスピ海、大西洋、太平洋、バルト海、黒海に注ぐ多くの川、
さらに北海道の川にも生息していました。しかし、環境の変化に伴い、今ではカスピ海のみとなっています。
そのため、現在では、カスピ海沿海のロシア、イラン、カザフスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャンの
五カ国のみとなっています。
チョウザメはサケと同じように川で生まれ、海で育ち、産卵時に再び川へと戻ります。
雌の成熟に要する期間はセヴルーガで5〜6年、オセトラで12〜13年、一番大きいベルーガでは
実に20年近くもかかります。
川の上流で生をうけ、カスピ海に下り、長い長い歳月を経て、産卵のために故郷をめざして川を溯ります。
沿岸政府は貴重なチョウザメの漁獲を厳しく規制しております。
カスピ海沿岸も発展するにつれて、最近ではキャビアを産卵するチョウザメは減少しており
希少動植物を規制するワシントン条約の漁獲指定になっています。
本物のキャビアは、チョウザメ(Sturgean)の卵です。チョウザメには、いくつかの種類があり
その中でもベルーガ、オセトラ、セヴルーガと呼ばれている三種類の卵が珍重されています。
このチョウザメはカスピ海の北イラン領海の理想的な自然環境の中で成長しています。
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ベルーガ~Beluga
ベルーガはキャビアを生む最も大きなチョウザメです。平均身長は3〜4m
体重は100〜200kgで体重の15〜30%のキャビアが採れます。
このキャビアの卵は大粒で、色はライトグレー、ダークグレーで非常に優れています。
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オセトラ~Osetra
このチョウザメの体長は2m位、体重は40〜80kgで、その重さの15〜20%のキャビアが採れます。
粒は中位の大きさで、色はライトゴールド、ブラウン、ダークブラウンで、きわめて珍重されています。
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セヴルーガ~Sevruga
セヴルーガは平均身長は1〜1.5mで、チョウザメの中では一番小さいものです。
体重は8〜25kgで頭が大きく長い鼻をもっています。
1.5〜3.5kgのキャビアが採れ粒は小さく色はライトグレー、ダーク・グレーと黒です。
以上の他にシップと云われるオセトラとセヴルーガの中間種も有り
このキャビアは明るい色をしており、粒も両者の中間くらいです。
キャビアは捕獲されたチョウザメが生きているうちに取り出さなければならない為に
カスピ海沿岸には数多くの基地が設けられ、利用できるようになっています。
フレッシュ・キャビアのタンパク質成分は30%、脂肪15%、ミネラル3%、水分52%が含まれています。
10gのフレッシュ・キャビアは250カロリーです。
沢山のビタミンが含まれていて消化も極めて良く病人にもおすすめできます。
食べ方は色々ありますが、一番簡単な方法は無塩バターつきトーストに、タマネギ、パセリ、ゆで卵の黄味と
白味のみじん切り等をのせて食べます。ここに新鮮なレモンを一滴落とすと一層美味しくなります。
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